<アーカイヴ:2011-2014>


2011年●特別講座(10月11日 大久保地域センター3F A会議室

『「被災地・石巻からの報告」~短篇ドキュメンタリー映画上映とトーク~』

話者=青池憲司(映画監督)

上映作品『わたしはここにいます~石巻・門脇小学校・夏』(29分)

 

2012年●単独講座(3月30日 大久保地域センター3F A会議室

『東日本大震災後の社会とわたしたち』

 まもなく東日本大震災から1年になります。地震と津波と原発事故のあった被災地には約7万5千人の外国籍住民がいて、その人たちも大きな被害をうけまし た。しかし、彼ら/彼女らの、地震から今日までの生活はあまり知られていません。今回の講座は、大震災と外国籍住民をモチーフに多文化社会を考えます。

「東日本大震災から問う多文化社会・日本の現在」

話者=鈴木江理子さん(国士舘大学文学部准教授)

ディレクター=青池憲司

 

2013年●単独講座(5月30日 大久保地域センター3F A会議室

『都市社会の現在を見る~くりかえしOKUBOから』

いま、大久保は、ヘイトスピーチ・デモの横行で、好ましからざる注目を浴びていますが、この講座では「多様な文化的背景を持つ人たちが寄り集うまち」――そんな大久保を見つめなおす話し合いをしたいと思います。

 

「移動するひと/多層化するまち~新宿・大久保から都市社会の現在をみる~」

話者=阪口 毅さん(大学院博士後期課程在籍/共住懇)

ディレクター=青池憲司

【こんな話を、みなさんと】

大久保地域に通っていると、とりわけここ数年、街並みがものすごいスピードで変化しているのを感じます。これほどまでにヒト・モノ・コトの移動の歴史が積み重なり、多層化・重層化した地域社会を、たった一人の視点/枠組みで捉えるのは不可能です。研究者という「専門家」の立場から話すのではなく、会場に集まったみなさんと、大久保地域の変化についての記憶や感覚の断片を、持ち寄って付きあわせたいと思います。

そしておそらく.それらの記憶や感覚のなかには、私たちそれぞれの“移動の歴史”が埋め込まれています。大久保地域の現在について語りあいながら、私たちそれぞれの“移動の歴史”――私はなぜ、どのようにして、今ここにいるのか―を見つめなおしたいと思います。それがきっと、都市社会の現実をつかむ迂回路となるはずです。

【阪口 毅さんのプロフィール】

2006年から中央大学と大学院にて、都市と地域の社会学とフィールドワークの技法を学ぶ。2007年より新宿・大久保地域で活動する市民グループ「共住懇」の研究を始め、スタッフとして活動に関わる。現在は大学院の博士後期課程に在籍しつつ、「共住懇」発行の地域情報誌「OKUBO」の取材・編集や、イベントの運営を行っている。

 

2014年●講座なし

*企画案はあれど実行にいたらず